王子ホールディングスは2ナノ(ナノは10憶分の1)メートル世代以降の最先端半導体向けの材料に参入する。木質由来の成分を使った「フォトレジスト(感光材)」を開発し、2028年に事業化を目指す。国内の紙需要が減る中、紙の材料である木質や既存設備を生かした化成品の製造を成長の柱に定める。(情報源;日本経済新聞 2025年1月15日朝刊)
紙以外を作るビジネスへの転換を図る王子HDは木質から取り出した成分を原料にした「バイオマスレジスト」の開発を発表しました。30年代の年間売り上げは100憶円を目指す。レジストは半導体材料の一つで回路を描く為に不可欠な材料です。基盤(ウエハー)に塗布して光を当てるとその部分の成分が変化し、パターンを焼き付けます。最終的にレジストを除去する工程を経てウエハーに回路を形成されます。半導体の性能を高めるには、この回路の微細化が必須となります。現在主流の「化学増幅型」と呼ばれるレジストは更なる微細な回路形成には限界があるとされています。王子HDは木質由来のレジストを開発し、半導体の2ナノ世代以降に求められる性能をすでに確認しています。同社のレジストは環境負荷が少ないことも利点です。従来のレジストは光に対して反応感度を上げる為、有害性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)が使われるケースが多かったのですが、バイオマスレジストは木質由来の高分子(ポリマー)と溶媒だけでできている為、露光によるポリマーの分解のし易さが一般的な従来品と比べて約8倍と高く、PFASの添加剤が不要となりました。微細な回路は添加剤のわずかな濃淡でも影響を受けやすく、添加剤を無くす事でパターンの解像度が高まる結果となりました。
これまで木質由来の素材を半導体材料に活用するには不純物(金属成分)の除去が課題でしたが、王子HDは不純物を除く精製技術を向上させて克服しました。医薬品や食料向けでバイオマスを検討する中で、蓄積する知見が効果を発揮しました。今後、王子HDは半導体以外の新事業育成にも力を注いでいくとしています。木質資源から化学品などを作る「木材バイオビジネス」へ事業構造の転換を進める意向です。エタノールやポリ乳酸のもととなる基幹物質「糖液」も、王子HDの次の成長ドライバーと位置付けています。この「糖液」は酵素を用いた独自技術によってパルプから製造されますが、2024年12月米子工場内に糖液のパイロットプラントを稼働させました。 また、2025年3月には同工場でバイオエタノールの生産も始める予定です。更に2028年にはポリ乳酸年間1000TONの設備稼働を目指しています。以上より、2030年代には糖液、バイオエタノール、ポリ乳酸で年間300憶円以上の売り上げを目指しています。
<参考資料>
20250120152358348
住友大阪セメントはセメント工場から排出された二酸化炭素(CO2)を反応させて製造する「人工石灰石」を商標化する。石灰石は大気中のCO2を吸収する為、様々な産業で活用できる。既に路面標示用塗料への活用が決まった。国内のセメント市場が年々縮小するなか、工場の脱炭素化を進めると同時に新たな収益源開発へ繋がるものと考えられる。(情報源;日本経済新聞 2025年1月15日朝刊)
栃木県佐野市にあるセメント工場の一角で人工石灰石の実証プラントの建設が急ピッチで進む。2025年から稼働を開始し、設備の運用や量産化技術の実証を進める。順調に進めば年間270TON製造できるようになる。この人工石灰石の材料となるCO2はセメントの製造時にでてくる。一方、酸化カルシウムはセメント工場で燃やすゴミの焼却灰や建設材料の石膏ボードなどの産業廃棄物等から得られる。尚、CO2回収に向けては「バイポーラ膜電気透析装置」と呼ばれる工場排水から酸とアルカリを越し取る機械に着目し、セメント焼成時に出る排ガスを該装置で取り出したアルカリ液に通す事で、CO2だけを95%という高効率で捕捉できる方法を独自に生み出した。と同時に、廃棄物中にあるカルシウムも同装置から取り出した強酸で抽出し、CO2と反応させることで人工石灰石を低コストで作り出す事に成功した。
今回展開する新事業はセメント工場の脱炭素化、産業廃棄物受け入れ拡大、その成果物としてCO2を吸収する人工石灰石開発と、まさに一石三鳥で環境対策に貢献できるものであると胸を張る。できた人工石灰石は低炭素コンクリートに利用する事を検討。更に製紙や樹脂など他産業向けの充填材などへの活用も狙う。今回は路面標示用塗料への活用が決定した。路面標示用塗料の約35%~70%には炭酸カルシウムが充填材として利用されているが、そのうちの約15%を人工石灰石に置き換える。塗料の施工時や消去時に出る廃棄物はカルシウムを含んでいる為、もう一度CO2を固定する事ができ、何度でも人工石灰石にリサイクルができる。セメント産業は全産業の中で4番目にCO2排出量が多く、同社のCO2排出量は700万TONにも及ぶ。この取り組みが成功する事を大いに期待します。尚、該事業の計画は人工石灰石の実証設備を28年には年間2700TONまで拡張し、40年には実際の商用設備で年間70万TON以上の生産を目指すとの事です。
<参考資料>
20250120134530506
実務経験豊富なITの専門家に以下の様なお悩みについてオンライン面談で相談できます。
・IT活用が必要なのはわかる。でも、具体的にどうすればいいのかわからない。
・自社のIT利活用に関して、相談したい課題がはっきりしているが、どう対応して良いか不明。
<活用メリット>
①具体的な課題がわからなくても、ITの専門家と話すことでお悩みや問題点を整理できます。
②
を活用し、課題を「見える化」。経営課題や業務の状況などに応じて、具体的なIT戦略の方針
やツールについてアドバイスします。
③オンライン面談なので、いつでもどこからでも気軽にご利用いただけます。複数回のご利用も可能です。
1.費用;無料
2.方式;オンライン面談60分(予約制)
<詳細及び予約は以下より>
https://it-sodan.smrj.go.jp/
青年部会の10月度研修会資料を送付します。青年部会メンバー各位は該資料をコピーし保有すると同時に、社内でのBCP作成や見直し等図るべく社内徹底を図り充分に活用願います。尚、研修講師との約束上、会員以外への展開は絶対に避けてください。
<研修資料>
研修資料_BCP確定版
9月20日に実施した定例会議にて上記安全・防災中間報告を実施しましたのでその報告内容と、合わせて報告があった産廃中間処理業における死傷災害千人発生率(千人当たりの発生件数)並びに死亡比率(死者数/労働者数)が他業種と比較し、非常に高いという現況を関するデータを送付致します。
是非内容を確認の上、安全・防災対応を積極的に推進願います。資料は以下より確認願います。
<産廃中間処理業における現況データ>
安全・防災関連プレ資料(導入)
<安全・防災研修資料・・・中間報告>
240920JSRA安全研修会
以下の日時・場所で猛暑対策展が開かれます。関心のある方は是非展示会に足をお運びください。
尚、同日で他の展示会(生産技術、エンジニアリング関連展示会)もある為、合わせて参加下さい。
(1)日時;7月24(水)~26日(金)10時~17時
(2)開催場所;東京ビッグサイト 東展示棟
(3)費用;無料(事前登録実施時)
<内容詳細&事前登録>
2024年度 東京開催のご案内|猛暑対策展/労働安全衛生展/騒音・振動対策展 3展合同サイト (jma-stt.com)
JSRA新規パンフレットとパンフレットに添付する会員名簿(含む所在地地図)につき、JSRAニュースの下部にセット
しました。必要に応じコピーし活用ください。
ご存じの通り働き方改革の一環として、2024年4月1日よりトラックドライバーの新しい労働時間規制がスタートしました。(詳細別添資料参照)
これは勿論共同納入している利用先でも例外ではありません。もしも各会員が共同納入している先で以下の様な事で、各会員におけるトラックドライバーの拘束時間(284時間以内/月)や運転時間(2日平均;9時間以内、2週平均;44時間以内)が遵守出来ない場合は、JSRA事務局に速やかに情報連絡願います。JSRA事務局より利用先に改善申し入れを早急に実施致します。該件はほおっておくと会員自身が行政処分の対象となってしまいますので、充分に気をつけてください。宜しくお願い致します。
●恒常的に長い荷待ち時間発生
●無理な到着時間の設定
●手荷役による荷卸し作業発生
●非効率な集荷、配送
<参考資料…厚生労働省資料>
20240412 Truck Driver Problem
正会員 各位
平素は組合の活動にご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
株式会社マツミ・ジャパンより退会届が提出されました。
よって3月31日をもちJSRAを退会することになりましたこと、ご報告いたします。